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中島コーチは、まず「質の高いトレーニングをするために大切なこと」として「適切な強度」「意識して筋肉を動かす」「効率よく動かす」の3つを挙げた。
「この3つのうち、意識して筋肉を動かす、効率良く動かすというところに、Compexは使えます。意識して筋肉を動かせる人は良いのですが、それができない人が多いのです。それを電気刺激を使って強制的に動かすことで、動かす筋肉が意識できるようになってきます。」
さらに、中島コーチはトレーニングだけではなく疲労回復にもCompexが使えるという。
「アクティブリカバリーというモードがあるんですが、それを使うと、僕が一生懸命ストレッチしたりマッサージしても、なかなか取れなかった選手の筋肉の張りが取れたことも実際にありました。いろんなスポーツのウォーミングアップから、トレーニングのメインにも使えますし、クールダウンにも効果があるんです。」
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また、Compexを使って筋肉に刺激を入れたあとにバイクをこぐと、ペダリング効率が上がった実例もあるという。
「ペダリング効率の指導をする時に、ここの筋肉に力を入れて、と言っても意識して力を入れることができない選手が多いんです。そこで電気で強制的にハムストリングスに刺激を与えて、力が入りやすいようにしてあげたら、効率が上がるんじゃないかと思ったんです。選手にはあえて何も説明しませんでした。でも、Compexで刺激する前に比べて、バイクのペダリング効率を測定するコンピュトレーナーの数値がよくなったんです。」
測定に協力した選手自身は、Compexによって自分が意識できない筋肉を動かしているとは知らされていなかったのだ。しかし、結果は良くなった。作為的ではない分、説得力のある実証だった。
「ペダリング効率が良くなれば、無駄な力を使わずに速く走ることができます。トップレベルのトライアスリートでも、ロードの選手と比べると全然違うんです。やっぱりロードの選手は非常に効率がいい。Compexを使うことで、こういう部分も直していけるんです。」
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そして、中島コーチは、トライアスリートの効果的な使い方として次のような例を教えてくれた。
「トライアスリートは、ハムストリングスに使うのがいいと思います。バイクにもランにも関わる筋肉ですから。スイムであれば広背筋でしょう。目で見える部分の筋肉は比較的意識しやすいんですが、意識しづらい身体の裏側の筋肉はうまく使えないんです。ですから、裏側の筋肉に使うのがいいと思います。Compexは、電気刺激といってもビリビリした感じがないんです。だから強度も上げられます。」

Compexは使い方次第でどんどん可能性が広がっていくトレーニングマシン。今回の中島コーチのアドバイスを参考に、自分なりにアレンジしてトレーニングに励んで欲しい。
PROFILE
中島靖弘
湘南ベルマーレ・トライアスロンチームヘッドコーチ
1965年6月9日生まれ。神奈川県川崎市出身。2000年シドニーオリンピックトライアスロンチームフィジカルトレーナー。2002年4月より湘南ベルマーレトライアスロンチームヘッドコーチ就任。日本トライアスロン連合強化本部ジュニア強化委員長、医科学サポート、強化拠点担当。日本オリンピック委員会強化スタッフ。
